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1997年11月読売新聞社とNHKが主催の「フォーラム21世紀への創造・文学-周縁から普遍へ」のために来日し、ノーベル賞受賞者として、大江健三郎氏と共に、講演並びにパネリストとして参加した。
■基調講演「食卓の主賓はだれか」
「16世紀末、北アイルランドにオニール家という貴族がありました。英国に敗北した後、オニール氏は英国の城の宴に呼ばれ、末席に座らされました。城主は新しい秩序 をオニール氏に思い知らせようとしたのです。しかし末席に座った感想を聞かれた彼は「オニールの者が座る所、そこが常に主賓の席だ」と言い放ち、機知と言葉の力で、席順をひっくり返したのでした。」
英国の征服と同時に、北アイルランドに普遍文化が押し寄せ、周縁文化(土着文化)の喪失が始まった。「世界の周縁に住む我々は、失われた場所、奪われたものを創造的な方法や力で取り戻さなければならなかったのです」とヒーニー氏は語る。
「そして、周縁を再評価させ、我々の周縁的な経験を、人類という地平線に統合させる力を持つ文学こそ、21世紀に向けた創造的な活動たり続けるのです。」
「フォーラム21世紀への創造・文学-周縁から普遍へ」のガイドパンフレット(JPEG185KB)。
1997年11月7日(金)山口セッション(山口県立大学):講演=シェイマス・ヒーニー氏・大江健三郎氏 コーディネーター=山根基世氏(NHKアナウンサー)
1997年11月10日(月)東京セッション(早稲田大学):講演=シェイマス・ヒーニー氏・大江健三郎氏 コーディネーター=虎岩正純氏(早稲田大学教授)
主催=読売新聞社、日本放送協会
後援=外務省、文部省、科学技術庁、山口県、岩手県、広島市立大学
特別協力=金沢工業大学
協力=早稲田大学、山口県立大学、清風学園
協賛=トヨタ自動車、日本電信電話、日本アイ・ビー・エム、日本航空
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