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ここではケルトの口承文芸として語り継がれてきた妖精や英雄たちの民話伝説、それをもとに創作された物語などを紹介します。

King Arthur アーサー王
AD5世紀頃実在したと伝えられる英雄アーサー。彼をとりまく魔術や冒険の物語は、今も褪せることなく私たちを魅了する。

Avalon アヴァロン
リンゴを意味するブリトン語Avalに由来するといわれ、ケルト神話にも「祝福された者の島」として登場する。またアーサー王や円卓の騎士の眠る伝説の島でもある。

Urisk ウリシュク
スコットランド高地に住む野蛮で半身人間半身山羊の姿をした毛むくじゃらの精。家畜の番や農場の仕事を手伝うが、旅人を追い回すなど、人を困らせる事もある。

Undine ウンディーネ
父王の希望で人間界に送られて来た水の精。騎士と出会い、二人は恋に落ちるが、やがて恋人の裏切りにあい、水底の世界に帰っていく...。

Elf エルフ
主に北欧で自然の中に存在する精霊たちの総称。トマス・カイトリーは、人の姿をしながら特別な能力を持つ者を「ロマンスのフェアリー」、民間信仰の対象とされる小人や精霊などを「エルフ」という言葉で2つに大別している。

Oisin オシーン
フィアナ騎士団(アルド・リーに仕えたアイルランドの大軍団)の1人で、最後に生き残った有名な詩人。彼によって父親フィンやフィアナ騎士団、そして常若の国の物語が語られ、後の世に残されたとされている。

Oberon オベロン
15世紀に「ボルドーのユーオン」として英訳されたフランスのロマンス「ユオン・ド・ボルドー(13世紀の武勲詩)」に登場した妖精王で、その後シェイクスピアの「真夏の夜の夢」他、多くの作品に現れる。

Gulliver ガリバー
アイルランド生まれの作家ジョナサン・スウィフト作「ガリバー旅行記」の主人公。彼は小人国、巨人国、天空の国、馬の国、と旅をしていく中で「人間とは?」と自問しその答を探していく。

Gold Tree An Silver Tree 金の木と銀の木
王女「金の木」は、その美しさを母親に妬まれて殺されそうになり、遠い外国に逃れてたが、母親は執拗に追いかけて来た...。ケルト版「白雪姫」。

Cuchullin クー・フリン
アイルランドの神話に登場する英雄。アルスター宮殿に仕え活躍したが、隣国コナハトの女王メイヴの怒りを買って悲劇的な最後を遂げた。

Kelpies ケルピー
スコットランドの水棲馬のうちで最もよく知られていて、湖水や海よりもむしろ川によく出没する。人間の姿に変わることも出来、その際には粗野で毛むくじゃらの男となって現れるが、普段は若馬の姿をとるのが常である。

Goblins ゴブリン
人間を恐がらせたり害を与えることを喜ぶ、たちの悪い精霊で、洞窟や鉱山などに棲んでいる。トールキンの「ホビットの冒険」やローズ・オニールの「キューピー村物語」等にも登場する。

Korrigans コリガン
ブルターニュ地方(フランス)の伝説に登場する小人族で、姿は醜いが悪戯好きな性質で、ドルメンに住んでいるとも言われている。

Cored コレド
フランスのブルターニュの小人族で、スカンジナビアのトロルによく似ている。背が低く毛むくじゃらで、顔は黒ずんでしわだらけ、目は落ちくぼんでいるがザクロ石のように輝いている。

Spriggan スプリガン
ゴブリンの仲間だが、巨人の幽霊だと言われ、妖精の護衛役や宝の管理役などをする。醜悪で人間に対しては盗みや畑荒らしなどの悪さをする。

Selkies セルキー
アザラシの毛皮をまとった妖精。セルキーと人間との間に生まれた子孫の言い伝えなどが数多く残されている。

Tir Na Nog ティル・ナ・ノグ 常若の国
神々が住むという伝説の楽園。アイルランドに数多く残る古代遺跡は、そこへ通じていると言われている。「緑の草原が広がり、花が咲き、果物がなり、鳥が歌い、いつも夏で、死も老いもなく、争いもなく、歌声の溢れる国。」(トマス・カイトリー

Toan MacKarel トアン・マッカラル
アイルランド神話の語り部と言われる伝説上の人物で、アイルランドに初めて上陸した神族「パーホロン」の一族の唯一の生き残り。

Changelings 取り替え子(チェンジリング)
妖精には、人間の赤ん坊や乳母を盗み、その代わりに自分の子供や人形を置いていく習性がある...と古くから信じられ、語り伝えられてきた。

Troll トロル
スカンジナビア(北欧)に住む小人の妖精。別名「ドウエルガル」。丘、塚、土手などの中に棲み、性質は親切で人間とも友好的な交際を保つが盗癖という悲しい習性がある。金、銀、鉄など金属の細工に優れている。ムーミントロールの先祖。

Dragon ドラゴン
数々の英雄伝説や冒険物語に登場する伝説上の生物で、洞窟や山奥などに棲む。空を飛び、火を吐く。ある時は邪悪なものとされ、またある時は民族の象徴とされる。

Dwarfs ドワーフ
主にスカンジナビア(北欧)に住む小人族で、ドイツやスイス、リューゲン島などでもよく見かけられる。白雪姫を助ける7人の小人も彼らの仲間であり、働き者で人間に対してもいたって友好的である。

Knocker ノッカー
鉱山に棲む妖精。自分に親切な人に岩を叩いて、よい鉱脈のありかを知らせるが、反対に意地悪な人は坑道で迷わせたりすると言われている。

Puck パック
パックといえばいたずら好きな妖精というイメージが際立っているが、古くは悪魔の代名詞でもあった。しばしば山羊の足をして小さな角を頭につけたギリシャ神話のサチュロスのような姿に描かれる。

Banshee バンシー
川のほとりで死期の近づいた人間の衣服を洗いながら、家族のために泣くといわれている。アイルランドやスコットランドで見かけられる。

Peter Pan ピーター・パン
「永遠の少年」ピーター・パンのお話。彼は、ケンジントン公園にある妖精の国への入口を自由に出入りできる、妖精以外では唯一の存在である。

Pixies ピクシー
サマーセット、デヴォン、コーンウォールなどイングランド南西部地方に出没する陽気で悪戯好きの妖精。各地方によって姿は違っているが性質は皆似ている。

Phynoderee フィノーデリー
大きくて姿は醜く、毛むくじゃらで力持ち。性質は見た目ほど悪いやつではなく、夜中に穀物を打ったりして農場の仕事を手伝ってくれる。

Fair Brown Trembling フェア・ブラウン・トレンブリング
世界中で収集された数、約700話といわれる「シンデレラ物語」のうちの1つで、最も有名なペローのシンデレラ物語(1729年)に比べ、ケルト版の主人公(トレンブリング)は強く逞しい女性像として描かれる。

Brownie ブラウニー
人家に住み着く妖精で、1歳の子供ぐらいの大きさだが、顔は老人のようで灰色もしくは緑色の服を着て、先のとがった赤い帽子をかぶっている。

Pleiades プレヤデス七姉妹
おうし座に見えるセブン・シスターズ(すばる)はギリシャ神話の巨人アトラスと妖精プレオネの間に生まれた7人姉妹だと伝えられている。

Mab マブ
妖精の女王で、夢魔の仲間。

Merman マーマン
男の人魚。マン島では「デュンナ・マリ」と呼ばれる。

Mermaids マーメイド・人魚
上半身は乙女、腰から下は魚の姿をした妖精。中世美術においては、翼や二つに分かれた尾の姿でも描かれたが、その後、海や湖の中に棲む妖精として定着。アンデルセン童話など、多くの物語に登場する。

Melusine メリュジーヌ
かつてフランスのポアトゥ地方にリュジニャン城を建て、城主一族の繁栄に尽力したという妖精メリュジーヌ。民間伝承と共に多くの文学作品にも登場する。

Ring 指輪
妖精の作った魔力を持つ指輪は、時に幸せを運び、時に人々を苦しめる。トールキンの描く「指輪物語」ほか各地の民話にも登場する指輪は、不思議な力と美しさで人の心を魅了する。

Fairy Ointment 妖精の塗り薬
妖精の塗り薬(フェアリー・オイントメント)を目に塗ると、人間にも妖精の姿が見えるようになると言われている。

The Children Of Lir リールの子たちの運命
ケルト三大悲話の1つに数えられる、ある姉弟の物語。継母に妬まれて魔法の力で白鳥の姿に変えられたリールの子供たちは900年もの間アイルランドの湖と河を漂う運命になってしまう...。

Leprachaun レプラホーン
妖精の靴屋。したたか財産を貯め込んでいると言われ、もしレプラホーンを捕まえたなら、その財産の在処を白状させることが出来るのだが、それはかなり難しい。というのも、ちょっとでも目を離したら、彼らはするりと逃げだして二度と姿を現さないからである。

Robin Hood ロビン・フッド
シャーウッドの森に住み、悪を打ち弱者を助けたという伝説の英雄ロビン・フッド。彼が繰り広げる数々の冒険が物語として語り伝えられている。

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