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(1878-1957)早くから短編作家として知られ、風刺劇「きらめく門」でデビューしたアイルランド(ロンドン生まれ)の劇作家。イエイツの要請でダブリンのアビー劇場のために多くの脚本を書いている。軍務に励む傍ら、数多くの作品を手がけ、独自の幻想世界を築いた。
自ら体験した第一次大戦を記録した「戦争小説集」や「不幸な日々」などの戦争文学と呼ばれる作品でさえ、彼は神話時代の神々の戦いを描くように、美しい幻想物語に仕上げた。ファンタジーの中に、本当に伝えたいメッセージを込めたのである。長編小説「エルフランドの王女」、「風の谷年代記」ほか。
彼のファミリーネームは「エドワード・ジョン・モートン・ドラックス・プランケット」といい、ダブリン郊外のタラの丘にある城館の18代目当主(第十八代男爵)でもある。ノルマン人の探検家ジョン・ブランケットを祖先に持つ家系で、1439年に英王室から男爵に叙せられて以後、家長は代々ダンセイニ卿と呼ばれていた。同じ家系からは多くの軍人や政治家、文人が輩出されている。ペンネームの「ロード」とは貴族の意である。
晩年のダンセイニは第一次大戦を最後に第一線を退き、大学講師を務めながら旅行と狩猟の趣味を楽しんだ。
関連書籍
「風の谷年代記」ロード・ダンセイニ著/原葵訳/妖精文庫
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